参加者インタビュー
やりたいことは必ず自分の中にある
田島聡士/Satoshi Tajima
1998年兵庫県西宮市生まれ。
LDS大阪3期に参加後、ライフワークとして就活支援団体「ジリリタ」を立ち上げる。これまで100名以上の就活生を支援。今は採用・組織のコンサルティング会社で働きながら、コーチングを通じたキャリア支援や就活支援を行う。
ワクワクしながら働く人で溢れる世の中を創りたい
-今はどんなことしていますか?
今は採用と組織のコンサルティング会社で働いています。従業員のエンゲージメント向上という考えを軸に、『採用コンサルティング』や、人材の定着を促進させるコミュニケーションツールを展開してます。
今の仕事を通じて実現したい未来は、「ワクワクしながら働く人で溢れる世の中にしたい」ということです。これはLDSに通うなかでクリアになった自分のやりたいことです。
LDSでは、就活支援の団体を創って、就活ディナーイベントの「メシリク」や「就活カフェ」などを行いました。団体をやる中で、どうしたら個人の幸福度が上がって会社の収益性も上がるのかを考えた結果、エンゲージメント(従業員の自発的な貢献意欲)という概念にたどり着きました。そのエンゲージメントを軸とした採用を広めていきたいという想いで今の会社にジョインしました。
▲人生グラレコ▲
「やりたいことがない」理由は思考のOS(思い込み)があるから。
-LDSに参加しての変化を教えてください
やりたいことがわからない原因がわかったことで、ライフワークがクリアになり、それを実行する力を磨けたことです。LDSに通ったことで、「やりたいこと」がない原因が思考のOS(思い込み)にあったということに気付けました。
LDSでは過去編の合宿で山登りをします。山でワークをすると五感が刺激され、感じる力が敏感になる気がします。過去編の合宿では、自分の過去を棚卸しするのですが、自分の中にある痛みが家族から来ていることに初めて気付きました。
「本音を話してもどうせ理解されない。」という思考のOSがあることがわかったんです。
コーチ:「どうせ理解されない。とはいえ、たじ自身本当は何を願っているだろう?」
田島:「本当は、理解されたいし、認めてほしいし、愛してほしい。本当は理解したいし、愛したい。。。」
そういって感情を出し、震えながら泣いていたのを覚えています。
今まで憎しみや、怒りの感情で、悲しみの感情を押し殺すことで、「本当は理解されたい」という願いに蓋をしていたことに気付きました。
願いは必ずある。やりたいことも必ずあるけど、周りには理解されないと思い込んでいるだけなんだとわかったんです。これに気付けたことが、LDSに参加した1番の変化だと思ってます。
思考のOSに気付けてからは、自分のやりたいことを実行に移すチャレンジをするようになりました。就活支援の団体をつくったのも過去編の合宿があったからだと思ってます。
LDSは自己受容の場
-LDSはどんな場でしたか?
自分を認めてあげられる場だと思います。やりたいことを見つけようとか志を立てようみたいなプログラムっていっぱいあると思うんです。でもそこと違うのは自己受容です。
心理的安全の場が担保されているし「出来ない自分も自分だよね」とか「いいよね」とか、そうやって受け入れられる場です。なんでも出せるし、出すからこそ気づくことがあります。
過去編の印象に残ったシーンも、今まで自分のことを認めてあげられなかったことに気づいたからこそだと思います。親と繋がっていない感覚になるのを認めるのが悲しいから、認めずに憎しみなどの感情で押し殺していました。そういう自分を認めてあげて初めて願いが出てきます。
周りの社会は自己受容できる場ってあまりないと思います。学校や会社とか特に。「出来ない自分もいいよね」「なんでも出したら気づくこともある」そんな場かなと思います。
やりたいことは必ず自分の中にある。自分と向き合う環境に覚悟を決めて飛び込んでみてほしい。
-LDSを検討中の人に一言お願いします
就活で自己分析してもやりたいことが見つからない、どこまで自己分析やったらいいかわからない、結局自分がわからない。自己分析は頭で考えることが多いから、表面的なことしかわからないので、心が何を感じて何に本当は興味関心があるのか、気付くことが難しいんじゃないかと思ってます。
頭で考えるのではなく、対話の中で心が感じる感覚をLDSに通うことで体感してほしい。そうすると本当は何を願って生きていきたいか、見えてくると思うので。
▲Life Designers Forum 大阪3期▲